しがらみも思惑もない自由な立場からのコンサルティング
しがらみも思惑もない、自由な立場から、ファミリービジネス(同族経営)にコンサルティングすることを通じて、社会に「信頼(トラスト)」のネットワークを築くこと。
これが私どもの存在意義です。
今まで頑張ってきたオーナー経営者の想いを、信託銀行や税理士法人で培ったノウハウを活かしてカタチにすること。
これが私どもの経営理念です。
そして、できることならば、「信託(トラスト)」という仕組みを用いて、美しいカタチにするお手伝いをさせて頂くことが、私どもの願いです。
信託に出会ったのは大学生の時でした。
その不思議な仕組みと考え方に魅了され、信託銀行に就職し、26年間、営業の最前線で過ごしました。その後、家庭の事情により家業の整理をしてから、税理士法人で実務経験を積み、オーナー経営者専門のコンサルタントとして独立しました。
信託銀行での仕事は、信託だからこそできるという醍醐味はありましたが、どうしてもぶつかる壁がありました。
それは、自社商品、自社サービスの壁と、紹介者の壁です。
言うまでもない事ですが、自社の商品・サービスが常にベストであれば良いのですが、現実は必ずしもそうではなく、他に優れた他社のものがあったとしても、お薦めすることは難しいものです。
また、紹介者を介してご相談を受けた場合にも、紹介者の思惑を完全に排除して商品やサービスを提供することは簡単なことではありません。
しがらみがなく、自由な立場で仕事をしたいという思いこそが、私がオーナー経営者向けの信託コンサルティング業を始めた理由です。
誇りある事業と己の人生を全うしようとする経営者のために、思惑のない中立的な立場からコンサルティングをすることこそ、我が社の使命です。
信託という仕組み
信託という仕組みは資産運用や資産管理、そして、資産承継にも使われます。
資産を承継する仕組みとしての信託は、他の承継の仕組みにない極めて優れた機能をもっています。
ただ、万人に必要なものではありません。当社のコンサルティングは、基本方針に沿って進めていきますので、他に良い手段、サービスがあれば、そちらをお薦めしております。
信託組成ありきのコンサルティングではなく、そもそも信託が必要なのか、という点から掘り下げて、経営者の皆様と共に考えます。
もし、 信託を設定することにより手数料を得るコンサルティングであれば、ある種の目的を達成するために「信託」という手段が検討されるべきであるのにも関わらず、「信託」することそのものが目的となってしまい、信託組成ありきの提案となってしまうのではないでしょうか。
今では、既存の信託銀行のみならず、様々な信託会社や士業の方々など、信託に関するサービスの担い手が増えています。そのサービスやコンサルティング内容は、さまざまなものがあります。どの信託商品や信託サービスを選ぶのか、誰を協力者とするのか、その見極めが難しい時代です。
信託は手段にすぎません。信託は、その仕組みの前提として、その信託を設定した人の思いを託される人を必要とします。また、信託という仕組みを支えるための外部の協力者が必要な場合もあります。
信託を組成するということは、家を作るようなことだと思います。
どのような気候、土地柄で、どのような人が住み、その家でどのように過ごすのか。そこには設計する人、基礎をつくる人、家を建てる人、メンテナンスをする人、様々な人が関わります。
信託も同様に、信託をする人、信託を運営していく人、信託の恩恵を受ける人、信託の仕組みを支える人、様々な人が信託の目的を達成するために、協力していくことになります。
信託とは資産を承継し、管理・運用するための制度ですから、会社と同じように、信託の始まりから終わりまでのことを念頭において、設計する必要があります。
会社を維持していくことが難しいのと同様に、信託も組成した後、その信託目的を達成するための仕組みを維持していく事こそが、本当に難しいことなのだと考えています。
良いコンサルティングとは
経営者の思いを踏まえて、経営者やその思いを受け止める人共に、良い商品、良いサービスを模索するコンサルティングこそ、今の時代に求められています。
経営者の生き方、人生や仕事に対する思いを受け止め、世代を超えてその思いを伝える仕組みを模索するコンサルティングこそ、今の時代に求められているのではないでしょうか。
日々、現場で、現実と格闘する経営者と共に歩む存在でありたい、それこそ当社がコンサルティングをする理由です。
長い説明をご一読いただき有難うございました。この文章をご覧いただけましたのも、何かのご縁だと思います。
是非とも一度、ご連絡ください。心より、お待ちしております。