大学時代に信託法に出会い、信託銀行に入社。以後、26年に渡り、信託ビジネスの最前線で営業現場の業務に従事。
信託銀行を退職した後、実家にもどり、家業の縮小と第三者への承継を経験。
その後、税理士法人で資産税業務を担当した後、ファミリービジネス(同族企業)専門のコンサルタントとして独立。
信託銀行で経験を積む
人事部にて研修の後、地方店に配属となり、個人営業を経験した後、法人営業を担当。東京支店(丸の内)に異動後、本店内の法人営業部の役席者として、中堅・中小企業から、上場企業、官公庁まで幅広く担当。
不動産の証券化や債権の流動化など、「信託銀行ならでは」の提案にこだわりを持って営業を実践し、何度となく社内表彰を受賞。
その後、本部に異動となり、プライベートバンキングの業務推進を担当するのと共に、上場企業オーナー等を対象とする信託業務のFC(ファイナンシャル・コンサルタント)として営業店のサポート業務を所管。
本部から支店に管理職として異動となり、独自営業施策として、「5つの柱(注)」を意識した提案営業を実践。
その結果として、企業オーナーの自社株を信託財産とする「事業承継のための信託」では、社内第1号案件を受託するなど圧倒的な受託件数を誇る。
また、「遺言信託」についても、営業管理職として支店の業績を3倍増するなどの卓越した実績がある。
家業縮小、税理士法人を経て、コンサルタントとして独立
信託銀行退職後は、家業の食品卸・販売業をサポートしていたが、父親の体調を崩したため家業の承継に直面することになった。将来的に自分は引き継がず、卸売業の大半を同業の第三者に承継し、生涯現役を志向する父親と家族のみで店舗と一部の卸業のみに縮小して、家業を継続。
家業に目途がついたことから、税理士法人に就職し、相続税申告等の資産税の実務を経験。
信託銀行や税理士法人での実務を通じて、オーナー経営者が渡したい人に財産を承継できない事例や、知らないばかりに損をする事例、必要のない費用、報酬をしはらうことになった事例、などを目の当たりにしてきた経験を改善すべく、ファミリービジネス(同族企業)のオーナー社長専門のコンサルタントとして独立。
コンサルティングの特色
組織的なしがらみや、自社商品による制約などに関係なく、士業等の専門家とともに、ファミリービジネス(同族会社)の経営コンサルティングに加え、オーナー経営者の財産運用、管理、承継の実践的なコンサルティングを展開している。
特に、「信託」を活用したオーナー社長の事業承継、さまざまな金融的打ち手、社長が得する様々な制度や仕組みの活用ポイントをわかりやすくコンサルティングすることに定評がある。
経営者と誠実に向き合い、共に歩むこと、をコンサルティングのモットーとしている。
オーダーメイドに提供されるコンサルティングは、信託銀行や税理士法人で培われたノウハウを基にしており、経営者の志を未来に繋いでいくための実践的なコンサルティングとして評判が高い。
保有資格
- 税理士(登録番号148990)
- 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
- 証券外務員(内部管理責任者、一種、二種)
- 一般社団法人ファミリービジネスアドバイザー協会フェロー
- ファミリービジネス マネジメント コンサルタント®
(注)5つの柱
①事業承継信託を中心とした有価証券信託
②遺言信託(遺言執行予諾、遺言管理、遺産整理)
③生命保険、生命保険信託
④不動産(仲介、有効活用)と融資(APローン)
⑤その他の信託商品(教育贈与信託、結婚子育て信託、暦年贈与信託、等)